近年、医療と取り巻く環境は大きく変化しており、診療情報・診療記録の管理は益々重要になってきています。
当院でも、診療情報を適切に管理・運用し、患者さんの診療等に役立つ情報を提供する部署として、平成18年4月より新しく「診療情報管理室」が開設されました。「診療情報・診療記録は、患者さんのためのものであると同時に、ひいては病院および医療従事者にとっても貴重な財産である」との考えに基づき、現在、当院における従来の診療情報・診療記録管理についての様々な改革を行っています。
「診療情報」とは、「診療の過程で、患者の身体状況、病状、治療等について、医師、歯科医師、薬剤師、看護師等医療従事者が知り得た情報」、また「診療記録」は「診療録、処方箋、手術記録、看護記録、検査所見記録、エックス線写真、紹介状、退院した患者に係る入院期間中の診療経過の要約、その他の診療の過程で患者の身体状況、病状、治療等について作成、記録又は保存された書類、画像等の記録」と定義されています。〔厚生労働省「診療に関する情報提供等の在り方に関する検討会」〕
診療情報管理課では、主として診療録(カルテ)を一ヶ所に集めて管理し(従来、医事課で行っていた診療録管理を診療情報管理課に移管する)、その内容(記入漏れ、不備など)をチェックし、完成した診療録を製本・保管します。
管理された診療情報からデータベースを構築、解析し、必要な各種統計や資料を作成します。
これらの統計資料は、医療の質の向上や病院経営への重要な資料となります。また、診療情報開示に対する事務的な業務も行います。
平成18年度よりDPC準備病院となり、平成20年4月よりDPC対象病院となりました。
DPC精度向上には診療記録の内容の充実が必須となっています。DPC導入を契機に更なる診療記録の充実を図り、誰が見ても分かる診療記録の作成を推進していきたいと思います。
そして、診療情報に関する問題点、疑問点を医療スタッフ全員で解決できる環境を整え、医療の質の向上、病院経営基盤の強化など時代のニーズに対応できる情報管理を行うことが私の使命だと考えています。