看護部 スタッフ紹介

「質の高い看護サービスの提供は、笑顔で働き続けられる職場から・・」

地域完結型医療を推進し、地域住民に質の高い看護サービスを提供するためには、看護師が専門職業人として優れた実践能力を持ちチーム医療の担い手として活躍することだと考えます。そのため今、私の役割は、専門職業人として自律した看護師の育成、そして、看護の質を担保するためにも看護師が辞めることなく、やりがいを持ち笑顔で働き続けられる職場風土を作ることだと感じています。
また、地域の皆様のニーズに応えられるようあらゆる機関と連携し、コーディネートする役割も担っていきます。

特定行為（脱水・栄養・創傷管理関連）の研修を修了し、タイムリーに患者さんの状態に合ったケアを提供出来るようになりました。創傷、ストーマケア、失禁管理の領域は多岐にわたりますが、患者さん一人ひとりの生活に合ったケア方法を提供したいと思っています。また、ご家族の気持ちにも寄り添いながら快適に過ごせるよう勤めて参ります。

また、皮膚・排泄ケアがこの地域にも普及出来るような看護実践活動を行って行きたいと考えています。

「緩和ケア」とは、重い病を抱える患者さんやご家族に対して心や体のつらさを和らげ、よりよく生きることを支えるケアです。病気の終末期だけでなく、診断されたときから患者さんとご家族の“その人らしさ”を大切に、安心して日常生活が送れるようご支援することが緩和ケア認定看護師の役割です。
病気と闘う患者さんとご家族に寄り添い、よりよく生きるためには何が最善か一緒に考えながら、あたたかく心を込めたケアを提供したいと考えております。

緩和ケアではがん・非がんに関わらず疾患を抱えた患者さんやご家族の身体や心の辛さを和らげられるようケアを提供します。「緩和ケア」と聞いて抵抗があるかもしれませんが、緩和ケアは苦痛の緩和だけでなく、寿命の延長にもつながると言われています。

私はケアで一番大切なことは、信頼関係だと考えています。その第一歩が相手の考えや思いを理解し価値観を尊重することだと考えています。患者さん一人一人に思いがあり、個別性が存在します。また多種多様な世の中、ご家族の形もそれぞれです。

患者さん、ご家族と対話し、その人らしく過ごせるために何ができるのかチームで話し合いながら「患者さん中心」の医療に努めて行きたいと考えています。

感染制御部で専従看護師として院内感染対策に従事し、患者さんとそのご家族、職員、病院に出入りする全ての人々を感染から守り、安心出来る医療を提供出来るよう努めています。主に、院内の感染症発生状況の把握、医療器具関連サーベイランスの実施、手指衛生を基本とした感染対策の指導や相談を日々行っています。また、特定看護師としての知識を活かし、抗菌薬の適性使用の推進にもチームで取り組んでいます。院外では保健所や地域の医療機関との情報共有、連携している近隣施設への感染対策の相談や指導も行っています。

がん化学療法認定看護師は、専門的知識・技術をもとにがん化学療法薬（抗がん薬）を安全に取り扱い、患者さんに適切に投与を行います。また、抗がん薬による副作用症状の緩和や患者さんやご家族が抗がん薬による副作用のケアが継続できるよう支援を行う役割があります。

患者さん、ご家族の生活や生き方を大切にしながら、安心して治療や入院生活、自宅での生活を送ることが出来るようお手伝いさせていただきたいと考えています。