事務部の業務は、病院運営の企画・予算・人事・医療機器の購入、建物の管理・設備の保守・警備・清掃、医療保険の請求事務、庶務など多岐にわたっており、総務課、医事課、医療情報管理室、管財課、秘書課、健診課、企画情報管理室で構成されています。
地域の中核的医療機関
本院は、昭和61年医師会共同利用施設として開設し、「会員医療機関の先生方に医療機器・ベッド」を開放しています。
原則として、かかりつけ医の紹介状が必要な本院は、地域医療機関との連携を図りながら医療従事者研修や情報の交換に努めています。
平成12年には、福岡県から「地域医療支援病院」の指定を受け、宗像保健医療圏の中核的医療機関として診療科目の内容充実等がより重要な課題となっています。
地域ニーズを大切に
宗像地区の行政は、本院を中核的医療施設と位置付け、急患センターを他の市町村よりいち早く昭和56年に開設しました。住民健診・人間ドックなど住民の健康支援をする健診センターも平成11年宗像地域医療センター内に開設されました。
一方、本院も腎センター開設など医療の充実を図ってまいりました。今後とも、地域のニーズ・声を大切にした運営を心がけ、地域との絆を強くしたいと念願しています。
良質の医療・看護を目指す組織
現在、医師は20名前後を配置するとともに、「7:1」の看護体制となっております。
一方本院の特徴の一つに、医療従事者の研修、専門部会として院内感染対策や患者サービス委員会など約40の委員会があります。これら委員会を通じて、医療・看護ケアの充実、安全対策を講じています。
また本院と密接な関係にある地域の開業医で構成する宗像医師会でも独自にアーベントを実施し地域のニーズ、期待に添うよう努力しています。
少子・高齢化が進むなかで、地域の保健、医療、福祉とのネットワークの結びつきがより必要となっています。さいわい宗像地区は、住民の活動が文化、福祉、保健の各分野で盛んなところです。
このような環境の中で、我々事務部職員は地域医療の貢献のため努力してまいります。
事務部長 松尾 宣幸