放射線科は画像診断科とも呼ばれ、高度先進医療には不可欠な存在ですが、当院では平成3年(開院5年目)から常勤の放射線科専門医を採用し、現在では2名の放射線学会診断専門医がCT、MRI、血管造影などをおこなっています。
また、消化器内視鏡学会指導医1名、専門医1名が勤務しており、上部消化管内視鏡検査・下部消化管内視鏡検査や、早期胃がん・大腸腫瘍に対する内視鏡治療の他、内視鏡的止血術や異物摘出術、ステント留置なども行っています。
例年の検査件数は、CT:5000件ほど、MRI:1500件ほど、上部内視鏡:2600件ほど、下部内視鏡:1400件ほど、胃X線検査4800件ほど(検診含む)、大腸X線検査100件ほど実施しています。
また、胃がん、大腸がんに対する内視鏡的粘膜下層剥離術は年間50件前後、大腸ポリープに対する粘膜切除術やポリープ切除術250件ほど実施しています。
医師会病院という性格上、開業医の先生からの検査依頼が多く、正確で分かり易いレポートを速やかに発送すること、検査待ちが1週間以上にならないように配慮しています。CTは平成30年3月にキャノン社製80列のMDCTに更新されました。冠動脈CTやCT Colonographyなどを含めて、精密検査やスクリーング検査を行っています。
MRIは、ディヒュージョン画像は、頭部のみならず、体部にも適応できます。頚椎、腰椎、骨盤部、肩関節などの整形外科領域や、頭部(MRI/MRA)の他、乳腺の精密検査や、肝・胆・膵の精密検査、下肢のMRAなどを行っています。
カンファレンスは内視鏡カンファレンスを毎週水曜日午前8時から医局で行っています。消化管術後カンファレンス(Zoomで視聴可)を毎月、宗像画像フォーラム(現在 休止中)を4ヶ月ごとに行っており、院外からも多数参加して頂いています。